唐沢寿彰といえば「さわやかなトレンディー俳優」と誰もが思い浮かべるだろう。<BR>金持ちの家に生まれ、何の苦労もなく育ち、いつの間にか売れっ子俳優になった。<BR> しかし、ここに書かれている唐沢は違った。<BR>家には勘当され、その日暮らしの生活、売れない俳優時代・・・<BR>衝撃だった。<BR>唐沢寿彰のファンもそうでない人も一度読んで欲しい。<P>唐沢のもう一つの顔を垣間見れて、ファンはさらにファンに<BR>ファンでなかった人も唐沢に注目せざるをえなくなるだろう。
俳優、唐沢寿明の、自伝です。すっきり爽やかな童顔の俳優、というイメージは、彼の意図したものではあったが、求めたものではなかった。<P> 彼のサクセスストーリーの、実際のところを知りたい人、そして、自分の行き方を模索している人には、ぜひ手にして頂きたいと思います。自慢でもない、自己憐憫でもない。ただひたすら、彼の体験した事実と、彼の気持ちが、プロの構成によって、一冊の本にまとめられています。<P> これはどっかの教科書の副読本になったと聞きましたが、どーもこれは、「学校」という組織団体がお勧めするには、多くの矛盾をはらむ本です。初めて学校をさぼった日にアクセスしたネット本屋で、レビューに惹かれて、読む。それが正しい出会い方でしょう。
家族から十分な愛情を受けずに育った、唐沢潔少年。<BR> 彼の心は、「俳優になりたい」という希望によって生かされていました。<BR> 紆余曲折を経て、彼は成功を得、そして生涯の伴侶を得るに至るのです。<BR> <BR> 実に人間臭くて、でもやっぱりカッコいい一人の男の、半生の記録です。<P> 大河ドラマの主役をこなし、ますます飛躍を続ける彼の原点が、ここにたくさん描かれています。唐沢ファンのみならず、たくさんの人に共感を呼び起こしてくれる本だと思います。