確かに面白い。しかも、納得することばかり。実際(私)がコピーの店を作って売上を伸ばし競合店ができて失敗するというのは、身につまされるおもいだ。チャンスはどこにでもある。遊び感覚でいろいろ試していると、きっと新しいなにかがでてくるから勇気をもってそれにとりくめ、ということですね。<P>でも、本当にごめんなさい。この本に書いてあることは、あたりまえのことだとおもっていました。だから、感激しませんでした。
目標を設定して、計画を立てて、一歩づつ進んでいく。<BR>一つのことに集中する。<BR>会社で仕事をしていた間、こうした考え方が、あたりまえだし、唯一正しいと思っていた。<P>しかし、会社を辞め、いろいろ別の世界に接するうちに、そうではないことに気付いた。<P>状況に応じて、目標も変わり得るし、そもそもなにか一点に向かって進むと言うスタイルは、現代ではリスクが大きすぎる気がする。<BR>いろいろなことをやってみる方が良いし、いろいろな人と話すことは、思った以上に実りが大きい。<BR>多言語、多文化、多宗教・・・、一筋縄でいかない・・状況は、実は心地よいものかもしれない・・。<P>本書のメッセージも、基本的に同じことを言っているように思う。<P>だから本書は、単に成功するためのノウハウを語っているのではない。もうすこし広く、人間について、否、人間の不思議さについて、なにか大切なことを語ろうとしている。
人生とか成功というのは、努力・インプットには必ずしも比例<BR>しないし、しないところが現実世界の「深さ」とのメッセージ。<BR>また、計画や目標を立てることも、これだけ変化の激しい中で<BR>どれだけの意味があるのかと問いかける。<P>但し、だからと言って「待ち」の姿勢をとることを推奨しない。<BR>さはさりながらも、「トライ」し続けるしかないし、「本気で<P>トライ」する回数が多くなれば、いつかは大きな成功にたどり<BR>着ける可能性が広がると主張。「とにかく試せ!」<P>そして、そのトライの為には「チャンスをチャンスとして認知」<BR>できるだけの自分であり続ける必要がある。「チャンスを認知<BR>できるだけのレベルに達してますか?」と。<P>スムーズに読める内容だが、失敗リスクを比較的大きく!!知<P>する日本人と、小さく認知するアメリカ人の違いを感じる。<BR>我々は、失敗を「再起不能」とみなし過ぎるのだろう。