発刊当初の年代から考えると非常に良く出来た作品です。<BR>作者の考える宇宙を体感できる作品です。<BR>荒削りな中にも、作者の非凡な才能が見て取れるいい作品だと思います。<P>ただ、作者の作品を読み菜ている人でも内容を一回で理解するのは、<BR>非常に難しいと思います。作者特有の説明文も少ないですし。<P>でも、やっぱり読んでしまう。そんなあなたも士郎正宗にはまりたいなら、<BR>読むべきですね。<BR>でも、自分的には、同作者のB・Mのほうが面白く感じられました。
この娯楽本を読むにあたり、「漫画が好きであることに自信があるか?」または「”士郎正宗”漫画に免疫があるか?」どうかがポイントになることを覚悟していただきたい。その理由は、まず最初に一回読んだだけでは著者の記した世界が全てつかめないので、再読する気になるかどうかが、本書の評価の分かれ目になるからです。貴方はこの本を読んで、知らない世界を旅するように再読する気になるか、または本著者の他書も同様であったことを知っているので散りばめられた知識・センス・アイデアを確認しながら喜んで拾い読みを進めるかどうか。もし、この本を読む機会があるならば、貴方は幸運だと私は思います。何故なら、世界中の映像表現の世界に絶大な影響を与え続ける著者の作品に触れる機会が持てたのだから。