外断熱であるソーラーサッキット工法が他の工法に比べていかに良いかを感情的に書いているだけの本。外断熱に反論している他の本は科学的根拠を出して論述しているが,この本は他の工法を論駁する科学的根拠はほとんどない。読めば読むほどソーラーサッキット工法を使いたくなくなる。他の本をお薦めします。
今までの内断熱工法はまったくダメで、外断熱工法(しかもカネカのソーラーサーキットだけ)が全知全能だ!という内容で一貫してます。でもね、省エネ工法に正解は無く、いずれも長所と短所があるんですがねぇ。なぜこうまでカルト的に信奉してしまうのか私には判りません。<BR>思わず、こりゃカネカのゴーストが書いたPR本かぁ?と勘ぐってみたくなります。<P>こう思い込みの激しい大工さんに工事をお願いすると、建て主の希望なんか聞いてもらえないんでしょうね。でも、この本のお陰で次世代省エネ工法を勉強し始めた消費者も多いですよね。そういう意味では価値があるのかなぁ。初めの一歩としては丁度いいかも知れませんね。
断熱についての知識がゼロだった私には入り口としてとても役立ちました。<P>しかし、ソーラーサーキットのカネカ〔鐘淵化学工業㈱〕に良いように書き過ぎている感は否めません。<BR>読み終えた後「ソーラーサーキットのメリットは分かりました。一方デメリットは?」と疑問を抱かざるを得ません。<P>何事もメリット・デメリットは表裏一体、でもデメリットは未だ分からない部分が多い...と言い訳をしたいところでしょう。<BR>そうは言え、本を売るために書き過ぎてしまった訳ですね。<P>でも、私にとっては過激な論評に刺激されて、「断熱の実態は?」と調べる気になり勉強する切っ掛けにさせてもらえたので大感謝です。でも内容的には2つ☆ってところですね。