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| 図説 スコットランドの歴史
(
リチャード キレーン
Richard Killeen
岩井 淳
井藤 早織
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簡潔だが簡潔すぎず、読みやすい。スコットランド史の入門に適していると思う。<BR>原著は薄っぺらい本だが、本書には詳細な訳注が付けられており、われわれには、わかりやすい。なじみのない人名にも、安心して読み進める事ができる。<P>私は、ローランドとハイランドの区別がようやくつくようになり、そこから親フランス、親イングランドといった勢力が整理されて、イングランド史への理解も深まった気がする。<BR>宗教改革と「長老主義」「司教主義」といったことも、こうした軸を導入することで、一層わかりやすくなった気がする。<P>座右の書として好適かと思う。
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