私は納得しないと理解できない「たち」なのでパターン暗記方式の英語は嫌いだ。<BR>英語はテクニックではなく言葉である。<BR>文法のひとつひとつには、そうなったプロセスがあるべきだ。<P>この本はやさしい先生が生徒たちの「なぜ」に答えてくれる。<BR>そして「いっしょに考えてみましょう。」といってくれる。<P>この本は確かに古いし、中学レベルという割には高校レベルの内容も含まれているし、現状の学校英語教育には即していないようだ。簡単過ぎると思う人もいるだろう。<BR>しかし「目からウロコ」の内容も多い。<BR>私はこの本でやっと副詞句の意味がわかった。どの参考書でも理解できなかったのに。
この本は筆者も述べているように「中学生向きに書かれている」ので(それも英語をはじめて勉強する人を対象に書かれている様なので)それ以外の人には余り役立たないのではないかと思う。つまり超基礎的な部分を説明しているので高校英語以上の人には周知の事実が大半でありこの本から得る物は少ないでしょう。<P>タイトルは「楽しい英文法」ですが、全く楽しくありません。語り口が平易なだけです。この本は初版が1975年でそれ以降増補はしているものの内容は基本的に75年のままです。その間の英語教育の進歩を考えてみると、この本の役目は終わったと言えるでしょう。早く増補ではなく改訂すべきでしょう。
私も逸品だと思いました。<BR>英語の基礎勉強のやり直しにも、読み物としても、また教える側の立場としても、一冊で数倍おいしい本でした。<BR>とくに社会人の方々で英語を改めて学ぼうとする方には導入として最適な本だと思います。<P>ただ一つ難点として内容が古く現代の中学英語とはズレがありますが、基礎的な部分はしっかりと押さえてあり、丸暗記でない勉強法なので応用力のつく文法書であると思われます。年齢や現況を問わず、英語を学びたい人のための本だと感じました。貴重な本との出会いに感謝です。