餓狼伝説以降、対戦格闘中心となったネオジオシステムの歴史がたらふく詰め込まれた一冊。<BR>SNK解散が見えていたためか、「これで終わり」的な雰囲気があちこちから滲み出されており(特に「KOF2000」では『ネオジオシステム最終作』というのを必要以上に強調している)、未だネオジオ稼動中の今では、微妙な違和感を感じなくもありません。<P>登場キャラクタが同一シリーズでもコロッコロ入れ替わるSNKゲームの変遷が判って興味深いです(餓狼は結局キャラ増やすだけ増やして結局飽和して、MOWでリセットかけざるを得なかったんだなぁ…とか、龍虎って恵まれないな~とか、風雲ってもっと恵まれないな~、とか)。<P>SNKの対戦格ゲーシリーズに好きなものがあったら、買ってもあまり損はしないでしょう。このボリュームを考えると、この値段でも高くはないと思います(私はむしろ安く感じました)。
今も昔も一貫して、SNKの作品に登場した<BR>キャラクターには魅力を感じずにはいられない。<BR>この一冊でSNKの歴史を振り返り、<BR>つくづくそう実感させられました。<BR>各作品のエンディングも物語性に満ちていて、<BR>それを追うだけでも楽しめます。<BR>KOFシリーズなんかは特にそうです。<BR>同シリーズの『~カプコン』と併用して見ると、<P>さらに格闘ゲームの歴史が面白くなりますよ♪