この本を読んで、昔の年功賃金が懐かしく思い出されました。<BR>労使協調で、長期目標を追う時代でしたから。<BR>バブル及びバブル崩壊後は、人間が下品で短絡的になりました。<BR>とりあえず儲ければ良いと考える経営者や管理者が増えました。<BR>企業は人間の集う社会システムですから、優れた価値観に基づく成果配分が必要です。<P>著者はご自身の経験で、組織における賃金設計を考えています。<BR>”借り物””輸入物””流行”ではない、独自の考えが貫かれています。<BR>高額な成果主義セミナーに行かれる前に、本書を一読することをお勧めします。
成果主義の本を一杯読んだが、もっとも出来の良い本である。<BR>(ただし、文章は下手。)<P>給与コンサルタントに賃金制度を作らせると、必ず誰にも理解できない物ができてしまう。これでは、デフレ時代にふくらむ人件費を抑制できなくなってしまう。従業員100人以下の中小企業では、自分で給与体系を作った方が良い。そんな、自分も思っていたことを、ずばりと突いてくれている。<P>もう一点、当たり前だが、誰も言わなかったことがある。ライフサイクルが成熟期から衰退期に入った企業は、成果主義を取り入れても、無駄である。廃業したほうが良い。
自分の考えを、一方的に押し付ける内容で、高圧的。<BR>これで、成果主義が設計できるとは思えない。