今まで一般的に施されてきたホルモン補充療法に対して警告を発する、画期的な内容。<BR>それでいて、うわついた大騒ぎや目先のセンセーショナルさは微塵も感じさせない、非常に地に足のついた本である。<BR>30年に渡り婦人科医療の現場で働いてきた開業医によって書かれた本、というと、素人向けに優しく書かれた本(イコール怪しい本)かと思いそうだが、けっこう硬派で難解。<BR>ホルモンとはなんぞや、という基本的なところから深く確実に理解したい人にお薦めできる。<P>読めば婦人病で後悔することはなくなる。<BR>読まなければ後悔するかもしれない。<P>ただ、如何せん、ふつうの人がふつうに読むには、ちょっと難しすぎる。<BR>医療関係者、医療ライター、編集者、我こそはと思うオピニオンリーダー…、<BR>ち?んな人は是非とも読まなければならない! と、この際、言い切ってしまおう。
みなさん勘違いされている。テレビの健康番組もね。更年期症状は、エストロゲン過剰によるホルモン・バランスの崩れが原因なんです。お医者はそこで、製薬会社の作った人工のホルモンを投与するといった怖い事態になっています。自然なプロゲステロンの補給によって、女性は、自分の体は自分で守ることが出来ると思った。ほんとうに、お医者さまは、何も知らない。