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| 二人が睦まじくいるためには
(
吉野 弘
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どこまでもやさしく、暖かくそれでいて厳しい、吉野弘さんの新しい詩集。読むたびに目頭が熱くなるのは、年齢のせいでしょうか。<BR>表題の詩は、これから二人で生きてゆこうとする人のために、あるいはもうずっと永く生活している人たちのために、送りたい詩です。 暖かなそれでいて、ひとを厳しく見つつづけている、吉野弘さんの新しい詩集。冒頭の、「二人が睦まじくいるためには」はこれから人と人とが生活するうえでの、あらゆる知恵が含まれている気がする。
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