私自身、老後をバンコクで暮らしたいと思っていたので本書を読んでみた。順を追って読みやすく書かれてはいるが、著者は老後生活の候補地選びとして短期間滞在しているだけに過ぎず、移住のための情報としては物足りない。老後の生活にはこんな選択肢もあるんだな、と海外に目を向けるためのキッカケにはなるだろう。<P> バンコクの生活に限っていえば、『バンコク・チェンマイ・プーケット生活ガイド』(データハウス)という本に物件情報をはじめとした生活情報がことこまかに載っているので、本書とあわせて読んでみれば、実際の海外生活がよりリアルにイメージできるだろう。老後を海外で暮らすということが実現可能な選択肢であることが実感できるはずだ。
さまざまな老後海外生活の本を読みました。でもこれほど具体的にまた現実的に日々の生活について書いた本を私は読んだことがありません。海外2人暮らしとタイトルにはありますが、1人での生活パターンも書いてあり、私のように独り者には特に参考になりました。老後海外生活というとどうしても“夫婦で”というタイトルのものが多いです。でも世の中そんな人ばかりじゃないし、これから老後シングルの人が増えてくると思う。そんな人達には本当に心強い本です。シングルの方も是非楽しい老後を思って読んでみて欲しいです。