頭の毛が抜けそうな程ストレスの溜まっているとき、自己嫌悪でどうしようもない時に読むとよいと思われます。<BR>心のビタミン剤として是非お試しあれ
やや宗教がかったところのある美輪さんの著書ですが、そんなことは<BR>あまり気にならず、<BR>生き方というものに関して深く考えさせてくれる本かと。<P>朝起きて、会社にいって、夜遅く帰ってくる、日々の雑事に終われ<BR>我々は大事なことを見失っているような気がします。<P>生きるという事 それでいて、粋であるという事 その二つを<P>両立している美輪さんは素敵だなと思えますし、ちょっと見習おうかと<BR>思いますね。
人生ノートと題名がついているように、あらゆる面からの人生が語られているが、特におもしろかったのは少年法についての美輪明宏さんの持論であった。<P> 完膚なきまでにアメリカ軍は非戦闘員である日本人を爆撃で殺戮していったが、敗戦後には親を殺された子供たちが浮浪児として多数が残された。子供たちは彼らなりに生きるために盗みや時には殺しもやったであろう。そんな子供たちの親を殺したが故に犯罪に手を染める浮浪児を不憫に思って、アメリカは少年犯罪の刑を軽いものにしたのだが今、本家のアメリカでは少年犯罪の刑は重くなるばかりだというのに、日本ではエセ人権に配慮していまだに軽い。<BR> このように思い切った意見が気持ちよく、これほどまでに理路整然とした考えに触れて嬉しかった。