アメリカ出張中にこの本の原著を買ったと思ったら、和訳版が出ているではないか!それも、とても読みやすい形で!!でも、この「超成長株投資」っていうタイトル。何も知らない人が見たらかなり胡散臭い本に見えてかえって敬遠しちゃうんじゃないかなー。僕もホントいうと「こりゃまたいい加減な本じゃないか」と思って手に取ったら「あの本の訳か」とわかって買う気になったので…。内容は、やっぱ素晴らしいと思う。でもこの本のメッセージには毒がある。一見「この本で書いてあるシンプルなポイントを忠実に行えば株で勝てる」と書いてあるように見えるけど、実際に考えれば、常人ではそれを行うことがとても難しい事がすぐに分かる。要するに、逆説的だけど素人が安易に株で金儲けなんて出来ないっていうことを感じさせられる本だ。でも、それを分からせてくれるということ自体がこの本の素晴らしさだろう。
株式投資の良き参考書と言えると思います。 この原書が書かれたのは1958年ですが、内容は興味深く新鮮でした。また、訳者の方の的確なアイデアで、著者の意図をよりわかりやすく表現が工夫されていることも評価できます。
本のタイトルからは、短期で急騰することのある急成長新興企業への投資といったことを連想させるところがありますが、内容はそうではありません。<BR>「本物」の成長株への長期投資をすすめている本です。<P>非常に読みやすい形になっていますが、内容はかなり濃いと言っていいでしょう。自分が投資している、あるいは投資を考えている銘柄について、フィッシャーの基準をあてはめて自分なりに考えてみることは意味があることだと思います。