お金が借りられないのは世の中が悪い銀行が悪いと言っていても始まりません。自分たちの会社の実態を説明し銀行員が上司にプレゼンテーションしやすいように説明してあげることが大切。<BR>決算書見せて「わかってよ」ただ「お金かして」ではうまくいかないのは当たり前。そんなことがあらためて認識させられる一冊です。<P>銀行員だって社長に飲みに誘われたり、おこづかいもらったりしたいわけではなく、しっかり仕事がしたいんだから。借りる側の認識を大きく変えて行くきっかけになる本だと思う。
私は税理士なので、融資のことはお客さんによく聞かれる。そのために、銀行との付き合い方を書いた本は数冊読んだ。でも、そこで目にしたのは銀行と正面から喧嘩を仕掛けるようなギリギリの方法ばかりだった。<P> その点、この本は違う。銀行の立場を立てながらも、事をこちらに有利に運ぶための知恵が満載である。この本なら、銀行との付き合悩んでいるすべての人に自信を持って進められる。
「人のお金を上手に利用させてもらうのも経営者の手腕」と税理士から言われた。<BR>私は結局、なんとか借りなくても済んだ。<BR>しかし、この本を読んで、いかに私が銀行のことを知らなかったか、よく判った。<BR>あの時、何にも知らずに借りていたらと思うとぞっとする。