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| 三国志〈9の巻〉軍市の星
(
北方 謙三
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三国志の小説はいろいろな人が書いていますが、<BR>中でも北方三国志は秀逸だと思います。<BR>歴史そのものよりも、個人の感情に焦点を当てるところが気に入っています。<BR>最後の関羽が死ぬところでは、筋書きを知っているのにもかかわらず、<BR>不覚にも号泣してしまいました。<BR>三国志初心者の人でも、この小説なら入りやすいのでは。 義兄劉備と共にもう一度闘いたかった…。何人かで大きな夢を目指す時にはこういったケースがたくさんあると思う。あれだけ強かった関羽にもそう思うときがあったのか…。ちょっと新鮮な解釈かなと思う。
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