これを読めばマーケティング戦略が立てられるかと言ったらそれは難しいでしょう。私自身はこの本を読んでマーケティング理論の体系を知り、そこから自分で考え、また本書に戻り・・・というように使っています。実践的ではないという批判は当たっていると思いますが、本書のように考えるための基準になる本というのは貴重存在だと思います。少なくとも「マーケティング」というものに関わっている人は読んでおかなければならない本であると思います。その上で書かれている内容を鵜呑みにせず考えていくことが本書の有効な使い方だと思っています。
大学院生とかは成功夢みるマニアにはこの書いいだろう。決してコトラーを批判してるのではない。しかし、長いし、倫理付けがむちゃくちゃである。起業家は実践する場所であって、必ずしも大枚はたいてこの書が役に立つかというと疑問である。特に日本人は議論したり、こういう書物が大好きだ。そういうお前はどうだ?といわれると、決して失敗しているのではない。大学教授の書を読まなくてもおおいに成功できるのである。しかし、ポーターの基本的な書物には感動。ビジネスの世界では(犯罪ならなかったら)ルール不要じゃない?戦略の答えは2つ3つある事だし。本は重要だが、著者によっては、独自の倫理などよけいに惑わす事もある。コトラー関連本読んで起業に失敗している人は五万といます。思考(!イデア)の方も大事なのではと思った1冊でした。
消費財市場から生産財市場、国際市場やサービス、インターネットなど、<BR>広範な分野のマーケティングについて<BR>数多くの事例を交えながら詳細に論述しています。<BR>マーケティングに関する書籍はたくさんありますが、<BR>この1冊を徹底的に熟読すれば、<BR>現代マーケティングの体系的な知識はほぼ網羅できます。<P>抄訳ではなく、原著の完訳であるのも大きな魅力でしょう。<BR>内容がやや高度なので<BR>読む前に基本的な知識が予め必要となりますが、<BR>初めてマーケティングに触れる方は<BR>同じコトラーの著作である「マーケティング入門」を先に、<BR>もしくは併せて読めば、<BR>より一層、解りやすく読めると思われます。<BR>マーケティング実務者から、マーケティング専攻の大学院生、<P>研究者まで、多くの方に!!とって一読の価値がある本だと思います。