この本のもっとも魅力的な内容は、豊富な例文と連語表現です。<BR>たとえばこんな感じ。<BR>It is viewed as a useful alternative way of dealing with these troublesome school probrems.<BR>(それはこれらの厄介な学校問題を扱う上での有用な代用法と見なされる。)<BR>こういうのがコメント付きで数百あって、また別に<BR>親孝行・・・・filial piety<BR>みたいなのが700個以上並んでいたりします。<P>だから対象者は、<BR>「英語の文章は序論・本論・結論だってことはわかった。大事な文は<BR>パラグラフの最初に持ってくるのもわかったし、例を書くときはFor example、<BR>逆説のときはHowever, とか言って読者にわかりやすくすることも<BR>知ってる。でも、Howeverの後にどんな英文を埋めたら自然なの?」<BR>って人向けです。<P>この本使ってたくさん暗記して、文のパーツを変えれば自然な英文の完成です。<BR>TOEFL対策にももちろんだし、ただ自然な英文が書きたいと思っている人にも有用です。<P>ライティングの枠組みがいまいちよくわからない人は、「戦略的TOEFLライティング」<BR>あたりでまずその辺のおべんきょをしたほうがいいと思います。<P>難点<P>1.例見ればわかると思いますが、日本語訳がひどい。「有用な代用法」って表現聞いたことないです。<BR>2.お堅い文章が多い。これはTOEFL対策だからねえ。<BR>3.ただ暗記するのって、苦痛。僕は暗記カード作って電車の中で地道にやってます。<BR>(そういう作業!しないと英語力を高めることはできないんでしょうが・・・)
時間がない人には不必要な本です。しかし、Barronの本を終えた後、時間的に余裕のある人がフレーズを増やしたい場合に用いると効果的だと思います。<P>そもそもライティング30分という時間的制限のなかで、ネイティブでない我々が難しい表現を頭のなかで考えて創り出すことなど不可能なのです。つまり、我々ができることはできるだけたくさんの表現を覚え、エッセイ回答時間に適当な表現を思い出して書き連ねることだけなのです。その際に本書の定型フレーズを覚えておくと表現の幅がぐっと広がります。<P>ひとつの方法として、Barronでネタを習得し、本書で細かい表現を学ぶということも可能かもしれません。また、GREのライティング対策としても有用かもしれません。
TEOFL受験者は時間的になかなかライティングに手が回らないかと思います。<BR>ですが、この本だけで即戦力になるようには思いません。<P>初心者向けの本ではないような気がします。<BR>もうそこそこエッセイを書いてきて、自分なりの構成の仕方が身についている方で、まだ表現の仕方が弱い、表現方法がまだまだ少ない方にはお勧めの1冊だと思います。<P>エッセイで4点台にのせるのは、それほど難しくないと思いますので、それまで(コツを掴むまでは)は他社のエッセイ本の方がよいです。<BR>5点を常に越える為には、それなりの力を持っていなければならないので、そういう方は更なる表現力を手っ取り早く学びたいはずで、そういう読者向けに作られた本だと思います。<P>ですので、半年前の私でしたらこの本を持て余してしまうでしょうが、今の私には丁度いい位の内容です。<P>エッセイ本は非常に少ないので、その中でも良書と言えると思います。<BR>大抵の本は、初心者向けですので、そこそこ上達してきたら後は「ご自分でどうぞ」的な本が多いのですが、中級~上級者向けに作られたこの本はGoodです!<P>結論として、中級者、上級者向けの作りで、より論理的な表現の仕方を手っ取り早く広げてくれる良書。<BR>初心者向けには、神部孝のパーフェクトシリーズなどの本で基本的な表現方法を盗んで、自分なりのフォームを出来るだけ早く作る事。<BR>この本は他のライティング本で学んだ後に、肉付けしてくれる本です。