イラストもおもしろいので本当にとっつきやすく、文章も、先生の研修医に対する思いやりにあふれた、本当に素晴らしい本です。寺沢先生から直接指導していただいているのですが、本当に、学生、研修医おもいで、日本の救急医療のことを真剣に考えておられる、本当に素晴らしい先生です。この本は、先生の思いやりがぎっしりつまった本だと思います。ぜひおすすめです。<P>「先生のおもいやりがぎっしりつまっています。」と、書き替えしてください。
日本の医学書は堅苦しいものばかりで、研修医がただ読んでも「さっぱりワカらん」というだけの高額の本、あるいはワシントンマニュアルのような洋モノ(訳がこなれていないし、イラストがごくわずかで分りずらい)ばかりであった。この本は救急医療の現場の症例を選んで、研修医が陥りやすい間違いを詳しく解説し、多くのイラストと多くのアイデアが満載されている。読んだだけでも「ひしひしと実感できる(気がする)」好著である。当直の夜が恐ろしい、そこの「あなた」には頼もしい兄貴分となること間違い無し。腕に自信のあるベテランも、陥りやすいポイントをこううまくまとまられると参考になるはず。特に教育担当の医師、やる気のあるナース、コメデイカルにもお勧め。
研修医ではなく看護士の私にとっても有用な本であると思う。表紙からのくだけたイメージとは反対に内容は濃く、何回読んでも飽きないものがある。著者が自分の失敗をあえて紹介しているところが、同じ研修医(またはコメディカル)への愛情表現だと感じた。先に出版された研修医御法度よりも気に入った。