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| バークレー先生のADHDのすべて
(
ラッセル・A. バークレー
Russell A. Barkley
海輪 由香子
山田 寛
)
子供のADHDについてかなり詳しく書かれており、真面目な本だと思います。特にADHDは何よりも「将来を予測できない」のが特徴と書かれていて本当にそうだなと思います。また、後の大きな褒美よりも目先の小さな褒美につられるなんてのもうなずけた点でした。ただ対処方法はアメリカが基盤なのでそのまま日本で当てはまるわけではないのでちょっとそこは不満になるかも。ただ、子供がちょっとおかしいと思ったら一読進めます。ADHDの子供を持つ親の会のホームページの情報も巻末に出ていたり、病院のリストがあるので大いに参考になると思います。
多動と注意欠陥が大きく取り上げられるADHDだが、本書ではADHDの新しいとらえ方を指示してくれる。「我慢する能力」に注目した本書はADHDを身近におく人たちは一度目を通すべきであると思う。
バークレー先生のADHDのすべて
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| ADHD(注意欠陥多動性障害)とは、注意力がない、落ち着きがない、抑制力が不足しているなど、主に子どもに見られる行動障害を指す。しかし、日本での認知度は低く、単に行儀が悪い子どもとして見捨てられるケースも多い。著者はADHD研究の先進国アメリカでも屈指の専門家。本書はADHDの子どもを持つ親や教師のために懇切丁寧なアドバイスを与える実用書だが、啓蒙書の役目も果たしている。 <p> 「ADHDを引き受けて立ち向かう」では、親が積極的に専門家の知識を利用し、子どもの責任者としていかにあるべきかを説く。ただでさえ、子どもの扱いに悩みながら生活しているのに「親のしつけが悪いから」などと責められる親たちのために、親自身のケアの必要性を力説する。家庭や学校ですぐに実践できる対処法は、第3部の「ADHDの子供との毎日」に詳しい。的確な対処によって、問題をかかえる子どもたちの健康的な発育を促すこともできるのだ。 <p> 日本版刊行にあたり、ADHD関係者の支援団体代表者へのインタビューを加え、日本の現状をより詳しく解説している。アメリカで使われている薬が、日本では認可されていないという例もあり、治療や対処法を議論するだけでなく、行政への理解を求める必要もあるようだ。 <p> 巻末では、日本国内でADHDの治療を実践している医療機関、支援団体、教育関係の相談窓口の連絡先や参考文献も紹介。ADHDの子どもとかかわる人たちの役に立ちたい、と願う著者や編者の気配りが随所に見られる。(齋藤聡海) |
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