マッキンゼーという組織の中で行っていることとして、 とくに目新しいものが紹介されているわけではなかった。 これは、「成功に王道なし」ということであろうか。 しかし、この書籍で、全体として感じられるのは”徹底”だ。 当たり前のことを当たり前にするのが大事ということを示唆しているのであろう。
コンサルタントの基本思考は、他の業界・職種におけるビジネスの基本思考と一致するか?私はそうは思わない。しかしながら、多分に重なる部分は多いのではないだろうか?<P>この本を批判するのはたやすい。似たような内容を持つ書物も少なくないであろうし、確かにこの本は、そのエッセンスで取りまとめているためか、初歩的なビジネス指南書のような印象を受けなくも無い。しかし、仕事をする上で「当たり前」とされることほど、暗黙知として個人の中に埋もれてしまい、組織の他のメンバーや自分の部下に伝わっていないことが多い。そういった中でふと自分や周囲の人間の基本思考を振り返るためには、非常に明確で、質・量ともに周囲に薦めやすい書物である。<P>タイトルの中でこの本を端的に表すフレーズは、「マッキンゼー式」でも「世界最強」でもなく、「仕事術」という部分であろう。この本を通して、コンサルタントではない私やその同僚が同じ「仕事術」を覚えたならば、今より高い成果を生み出すことができるであろう。
もうそろそろ「マッキンゼー」という文言に反応するのは止めようよ。<BR>たいしたことは書いてありません。皆様が日常業務で行っていらっしゃることが、「マッキンゼーでは云々」とアレンジされているに過ぎないのです。<BR>世界最強の仕事術がこれで身についたら・・・そうおもって買う方は居ないととは思うが。帰りの電車の暇つぶしにはなるかも。