会計士の出てくる小説っていうと近づきにくい気がしていましたが、すんなり読めました。<BR>ストーリーもよく考えられてると思うし、わかりにくい専門用語も注釈があったり、巻末に用語集があったりするので、読みやすかったです。<BR>社会人や学生の方、誰が読んでも勉強になると思います。
会計士、税理士、経理など1円に細かいガチガチの人たちというイメージがありました。でもこの物語に出てくる人たちは親しみやすく好感が持てます。<BR>1、2とも面白くて2日で読んでしまいました。<P>会計のことと言うと、他の仕事をしている人たちにとっては難しそうでなんか良く分からない言葉で話しているというイメージが強いのですが、この本でそのイメージが一気になくなりました。<BR>会計士のやっていることや会計士(監査人)の意識なども少し触れていてますし、綺麗事じゃない部分も少し出ています。これからも萌さんの活躍を期待しています。<P>物語のなかに専門用語の註釈があったり巻末に会計用語が載っていたりして会計の知識がない人でも読めると思います。
前作を楽しく読ませていただき、本作にも大きな期待を寄せていた。<BR>結論から言えば、本作も非常に軽快で楽しく読むことができた。<BR>会計の基礎知識が無いと完全には楽しめないかもしれない点も同様だ。<P>ただ、全体的にややパワーダウンしたかなという印象も抱いた。<BR>それは、単に評者が過度の期待を掛けすぎていただけかもしれない。<P>とはいえ、それだけの期待を持つに十分な面白さを前作が有していたのであるから残念である。<P>第3部も出るらしい。<BR>次回作は、再び現実の監査の場に戻り、新たな登場人物を加えて一層盛り上がることになるだろう。<BR>そういう意味で期待感の大きさは変わらないが、<P>男性人物が新登場するのであれば、陳腐な恋愛には大部を割かないでもらいたいと思うのは評者だけであろうか。