とにかく元気が出る本である。みんな、いまほど生き方やおカネについて考えている時代はないかもしれない。確かに贅沢な悩みかもしれないが、実は日本経済はもうワンランク上へ進めるかどうかの踊り場にあるのだと思う。そしてこの先には、国民がそれぞれに自己実現のチャンスを持てる社会であってほしい。もはやそれは贅沢ではないのだ。<P> この本は、ほかの方々のレビューにもあるように、単純なハウツーではない。お金持ちになっても「幸せになれるとは限らない」という、わかっているようでわかっていない部分、心の部分にまで踏み込んでいく。投資や資産運用の本と思うと、はぐらかされるだろう。<P> これまでこうした本の著者は、海外の人であったり、金融機関関係の仕事にどっぷり漬かっている㡊!専門家」であった。いよいよ日本人による「本物」が「普通の視点で」語る時代になったと思う。<P> なによりもこの本のいい部分は、優しさ、癒やしが随所にちりばめられていることであろう。本書を読み進むうちに、自然に元気が出てくる、自分でもやれると思う、そこがいい。続編も期待したい。
美しい気持ちになります。<BR>いい本です。<BR>ただ、この人はもともとお金持ちだっただけのような気がします。
自分の好きなことを仕事にして独立開業することが幸せな小金持ちへの道・・・みたいな書き方をしていますが、ちょっと安易すぎるんじゃない?という感想を受けた。この本を読んで勢いで独立し、失敗する人も出てくるんじゃないかと少々心配です。<P>私は自分の好きなことを仕事にし、若くして独立しましたがうまくいきませんでした。ところが昨年ある会社の契約社員になってから一転、会社員と自営業のいいとこ取りのような生活で、とってもハッピーな毎日を送っています(お金も着々と貯まってます)。<P>否定的な感想を述べましたが、お金への意識を高めるという点では大変よくできた本だと思いますね。この本に登場する人たちは(著者も含め)、かなり幸運な成功者だということを踏まえた上で、参考書程度に読むことをお勧めします。