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TOEIC公式ガイド&問題集―日本語版 ( The Chauncey Group International 国際ビジネスコミュニケーション協会TOEIC運営委員会 )

録されているミニ・テストとフルサイズの本番テスト(200問)は英文スクリプトと解説がバラバラのページに書いてあるので答え合わせがとてもやりづらい。また、英文スクリプトに和訳なしというのも(本自体はやたらでかいのに)マイナス(この2点は新しく出たVol.2では改善されています)。途中の勉強方法指南も当たり前のことしか書いてない等々、市販の親切版問題集と比較するとアラがみえてしまいますが、唯一のオフィシャル問題集ということで使用されている語彙やナレーションのスピードなどとても参考になります。市販の問題集がほんとにTOEICのレベルを反映しているかどうかこの本をやってみればわかるでしょう。

昔、TOEFLを教えてもらっていたアメリカ人教師が言うには、テスト関連はオフィシャル本の過去問で勉強すべきだそうです。なぜかというと、他の出版社が出している対策本には余計なことが含まれていたり、傾向が外れていたりすることが多いからだそう。そんなものを当てにしてはいけない、と長年TOEFLを研究してきた彼の言うことですから、信頼性が高そうです。そして、今回TOEICを受ける際にこれを買って勉強しましたが、彼の言ったことの先入観もあり、安心して勉強できました。この間実際試験を受けましたが、本やついているCDの声まんま(聞き慣れた声)で試験が受けられるのはやっぱりかなり精神的に楽でした。解説が少し不親切なところは否めませんが、その辺は他の自分と相性のいい文法書でカバーできます。でもちょっと値段が…だから★4つで。

 実際の過去問が載っているというのが本書の売りであるが、解説が不親切すぎる。音声スクリプトとリーディング問題に和訳がついていないのだ。そのために復習するときには一仕事強いられるだろう。このことは、英語学習書としては、致命的な欠陥であると思う。<P> また、「英語学習の手引きとTOEIC受験のアドヴァイス」は、本書の三分の一位を占めているが、当たり前のことしか書いていないのであまり役に立たなかった。<P> 唯一、巻末についているスコア換算表が、他社の模試問題集の予想得点表の類よりも信頼度が高く当てになるのは、評価したい点である。<P> だがやはり、全体的に見れば、本書の使い勝手は悪く不満足な出来栄えだった。なお、書店で最近見かけた本書のVol2は、解説が改善さ!!ていたようなのでそちらをお薦めする。

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