この本の魅力は、通常のメディア・雑誌では得られない一般人による評論が掲載されている点でしょう。<BR>一切利害関係のない評論なので、本当に良い作品か悪い作品かが一目瞭然になっているのが出版物ではかなり画期的な事だと思います。<P>どこかの雑誌で「アルマゲドン」が評価ランキングで一位だったのに対し、この書籍ではむしろワースト評価で、「ショーシャンクの空に」や「情婦」などがベスト評価になっていることがそれを象徴しているでしょう。<P>正直、ここで良いとされてる評価の作品は知名度的に埋もれたものを含めて、はずれが限りなく少ないものばかりです。<P>ビデオを借りる前に点数を参考にし、借りた後で「皆はどんな感想をしているのだろう」という目的で活用したいと思います。
貴重な時間とお金を費やして映画を観た時、駄作だと感じてしまったら怒りと虚しさでやりきれません。レビューする人たちが素人の映画ファンなので、本書のベスト100、ワースト50の賛否両論を参考にしてみるのも面白いかと思います。
映画はビデオでみるほうだが、ショーシャンクがこんなに<BR>評価が高かったとは。自分を含めこれをみてビデオレンタル<BR>するときの参考にする人が続出するだろう。面白いのは、<BR>キューブリック、Sキングものなど話題作になるほど評価が分かれて上位に<BR>食い込めていない現象。人気評価ランキングでは、辛口になり、<P>エヴァンゲリオンなどはワーストに評価されている。<BR>他人のシネマ人生が断片的に共有できる(したくもないが?)という意味では、良くも悪くもネット的。<BR>掲示板機能とアナログ書籍の見事な融合の事例として面白い。