この本は、フランクリン・プランナーの使い方について述べられている。フランクリン・プランナーの使用前と後で読んだが、使用後の方が気づきが多い。実際の使用経験のある方が、本書の内容をよりリアルに理解できる。<P>「最も大切なこと」を発見し、計画し、実行できるようにするのがミソ。<P>「最も大切なこと」を発見するために、ミッションステートメントを作成するワークが巻末についているし、計画するための方法論も述べられている。また、実行するための、行動の管理方法も記載されている。<P>実際にプランナーを使っている人で、今ひとつ効果が出ていないなぁ、と感じている人にはお勧めの一冊。
時間がもっとあれば、いろいろなことが出来るのに、時間が足りないをなんとかできないかな。そんな時に出会ったのがハイラム著作「TQ」でした。今から1年ほど前です。その時、プランナーの存在を知ったのですが、興味はあっても購入に至るまでにはなりませんでした。<P>さて、時は流れて、本著にであってしまいました。手にとって見ると、いきなり、「時間は管理できないのであり、管理できるのは自分の行動に過ぎない」とショックな一言。なおもパラパラみると、「大きな石と小さな石で優先順位を決める」など、大切な概念のオンパレードです。<P>即購入しました。その後、まもなくプランナーも購入。見事にはまってます。日々の生活をなんとかして変えてみたい、そんな方にお勧めします。
フランクリン・プランナーという手帳についての本です。その手帳の宣伝という感じもしますが、それ以上のものを得られる良い本でした。手帳の使い方と合わせて、時間や人生の目標設定について学べました。単なる時間管理にとどまらず、自分にとっての「最も大切なこと」を発見し、それを実現するための時間管理・行動管理の指針となるのが、このフランクリン・プランナーの考え方だそうです。<P>いろいろと気付きがあった本でしたが、特になるほどと思った点を二点。<P>まず、「インプットを変えなければアウトプットは変わらない」という点です。いくら今まで以上のアウトプットを出そうとしていても、今までと同じインプットでは変わらないという点。つまり、今までと違うアウトプットを得ようと計画を立!る際には、今までの行動や計画を見直し、これらと異なる計画を立て、それに基づいて行動しなければならないと言っています。<P>次にの点は「重要度と緊張度を区別する」というコラムの内容です。ここでは時間のマトリックスというものが紹介されています。第1領域は「緊急で、かつ重要なもの」、第2領域は「緊急ではないが、重要なもの」、第3領域は「緊急だが、重要ではないもの」、第4領域は「緊急でも、重要でもないもの」という分け方です。毎日忙しく仕事なり、自分のやるべきことをやっていると、第1領域や第3領域に追われて、第2領域には手が回らなくなってしまう。しかし、自分の「最も大切なこと」を実現するためには、この第2領域に力を注がなくてはならないということです。著者は、第2領域に注力する!ことで、第1領域の突発的な緊急の出来事を少なくすることができると言っています。しかしそうは言っても、自分にとって「重要だけど、緊急ではない」第2領域のことを実践するのは難しいことです。それを実践するためのノウハウとして、この本では「自分の約束を守る」ということも言っています。もし皆さんが他人との約束を守る人なら、それと同じように自分との約束も守れるはずだというわけです。<P>単に手帳の宣伝として読むのではなく、自分の時間管理・人生管理のヒントとして読むと得るものが多い本だと思います。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この手帳は過去に売れた『7つの習慣』や『TQ』の考え方に基づいて作られている手帳だそうです。自分にとっては共感できる部分が多かったので、この!手帳と一緒に、『7つの習慣』や『TQ』も読んでみようと思っています。