日本では「ネズミ講」や「マルチ商法」など悪名高いマルチ・レベル・マーケティングは発祥の地アメリカでは広く認識されたマーケティング手法です。日本では素性のしっかりしたマルチよりも、悪徳業者による悪徳商法の被害によって歪曲して認知されてしまったようです。その誤解を丁寧に解いてくれる内容で、ネットワーク・ビジネスの入門書であり格好のテキストと言えるでしょう。<P> ネットワーク・ビジネスを成功させるコアは①ビジネスをスタートすること、②製品を愛用すること、③誰かをスポンサーして一緒にビジネスを始める事、④一緒に走っている人たちと製品の良さを分かち合うこと、の4つです。ミソは「モノを売らなければならない」という項目が挙げられていないことです。本書で解説されていますが、プロのセールスパーソンがネットワーク・ビジネスで失敗する原因の多くには「売ろう」としてしますことなのだそうです。逆に、成功のカギの一つは「教えること」、「共有」です。私の知人にもネットワーク・ビジネスである程度の成功を収めている人たちがいて、その姿を思い浮かべてもこれらの指摘は納得ができます。<P> カリスマ的な経営コンサルタントの船井幸雄氏も当初はネットワーク・ビジネスを悪徳商法と誤解していましたが、後に分析して非常に優れた21世紀型の流通形態だと著書で言及しています。ネットワーク・ビジネスを始める、始めないは脇に置いても、目を開かせるという意味で一読する価値のある本です。
流通の形態を大きく3つに分けて<BR>1.小売業 店頭での商品の小売<BR>2.ダイレクトマーケティング 直販、訪問販売<BR>3.ネットワークマーケティング 物を売るのではなく消費<BR>この簡単なようで今までにない概念のマーケティングを<BR>簡単に理解できる1冊です。<BR>1度ではなく2度3度読み返す事が大切な1冊です。<BR>ネットワークをはじめようとか、<P>ネットワークってナンだろうと思う人は読んでみて下さい。<BR>間違ったネットワークをしてる人や<BR>間違ったイメージを持っている人にも<BR>読んでもらってほんとのよさをわかってもらえる1冊です。