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| それでも「人と会おう!」
(
横沢 彪
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私は人と会うのが苦手な人間である。そんな私が手に取ったひとつの本。<P> 筆者は、「人と会うことに苦痛を感じないためには『楽しみ目線』を持つことだ」と言う。「できれば人に会いたくない」という気持ちがありながらも、人と会うことの中に、何かの楽しさを見つけてやろうという「遊び」の気分を持つということである。そして、その楽しさはその相手に見つけて出してもいいし、自分の中に見つけだしてもいい。<P> 誰かと会うことはそれ自体が目的なのではなく、自分自身が思い通りに生きていくためのトレーニングであり、身軽に楽しく生きていくための自己鍛錬と思えばいいのではないか。そして、自分やものごとをあまり大袈裟に考えないことを筆者は提唱している。<BR> 人と会うごとが億劫になったとき、一読をお薦めしたい一冊である。
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