私は昔から西原理恵子先生の本が好きでした。外国に行っても そこをお勧めスポットなどと紹介する事もなく だけどもそこへ行ってみたくさせるような先生本人の実力と 描き方が魅力だと思います<BR>そしてどことなく故・ねこぢる氏のぢるぢる旅行記をおもいださせる「川をたゆたうような」感じが良いと思います。
本書のジャングル編は、著者でもあるマンガ家の西原理恵子と紀行家でエッセイストのかっちゃんこと勝谷誠彦の他にも、3人の同行者とのアマゾンへの旅行記が書かれていますが、アマゾン川での釣りの様子や道中記を、西原理恵子のマンガや写真、更には紀行記として書かれています。そのハチャメチャな行動は笑えますが、この紀行で知り合った西原理恵子とビデオカメラマンは結婚したということは書かれていたものの、その様子について触れられていなかったのは少々残念でした。
「緑の地獄」アマゾンのジャングルを往くサイバラ様御一行。ブラジル焼酎ピンガに怪気炎をはきながら、向かう所敵無しの一行が企んだのは、アマゾン川の巨大魚一本釣り。船尾が傾く程酒を積み、御酒印船は怒濤のごとくひた走る。果たして悲願は成るのか!?元気をなくしかけてる貴方、怖いもの知らずな気分になれる1冊です