分単位で読めてしまうが、ナマのアインシュタインの言葉はやはり素晴らしい。これは思わず耳を傾けてしまう、魅力に満ち満ちた素晴らしい言葉の集まりである。<P>「常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションのことをいう」<BR>「私は先のことなど考えたことがありません。すぐに来てしまうから」<P>「我々はいろいろなことをするが、なぜそうするのかを知らない」<P>などなど、どれをとっても考えさせられる言葉である。<BR>しかしこの本には不満がある。この本は全訳ではなく編集者が心に響くものを選りすぐって再構成してあることである。なんでそんな勝手なことをするのだろうか。そういうのは読者にゆだねるべきなのだ。
1年ぐらい前にふと気になって買いました。いつもは結構本は一気に読んでしまって、同じ本は2度と開かないタイプの人間です。でも、「アインシュタインはこんなこと言ってんだー。」と彼の世界観・人生観に触れることで、自分の人生についてもちょっと考えてみたいときに開いて何度も同じ言葉を読んでいます。つまり、読むというよりは、自らについて考えるきっかけを作ってくれる本ですね。
良い言葉に満ちた、良い本だと思います。<BR>その言葉たちは、アインシュタインが語ったから尊いのではなく、真実を語っているから尊いと感じられるのだと思います。<BR>これから先、何度も見返しては気持ちを新たにする、そういう一冊になると思います。