SFAを調査しているが、多くの企業のソフトが紙の日報を電子化して、<BR>共有化しましょうというものばかり。理想はわかるが記述式の日報に<BR>頼っていたのでは、情報など集まらない。記入を簡略化することで、<BR>記述式日報をやめる、営業の行動を分析して指標化するなどは、<BR>非常にユニークな視点。著者のソフトの詳細はまだみていないが、<P>どこまで指標化が可能か興味が湧く。非常に面白い内容だった。
本書では、日本の企業で行われている問題のある営業スタイルがいくつもあげられていますが、自分の会社にも当てはまることが沢山あって、色々考えさせられるものがありました。特に、多くの企業で営業の方法がここ30年間変化していないこと、結果主義の評価が行き過ぎると、会社の経営判断が鈍り、モラルが荒廃すること。業績が悪化すると、その責任を営業に転嫁されやすいこと、等々。少々、著者のソフトに対する紹介が鼻につきますが、真剣に営業の仕事をしているしている人なら何かしら得るものがあると思います。
切れ味のよい言葉がここちよく、とても面白かった。属人的な営業から組織としての営業に変えたいと思い、日報をどういう風につくるか非常に参考になった。著者の考え方の実践により、営業情報のオーナーが、現場の営業員であることから、経営陣であることへと確実ににかわっていくだろう。そして経営戦略が、ビビッドなものにかわる。システムやさんの頭でなく、戦略を考える経営者の頭で書かかれている本。「勝敗は兵家の常」〝買っても負けても一時的な勝敗にすぎず、その原因であるプロセスに改革・改善は、企業が存続する限り常に行うべきこと〟という前向きな言葉は経営者の言葉として身にしみる。情報について、アナログ・デジタル、定性・定量、ということをあらためて考えるきっかけになり、いい!書だった。朝日新聞のbeで著者が紹介されていて興味をもった。