日本語で読めるオプションの入門書でこの本以上に内容の充実した本は無いと思います。単なるオプションの数学的解説とありふれたストラテジーの紹介という内容ではなく、本当に実務家に役に立つ情報がギッシリと詰まっています。まさに実務家の為の入門書です。「オプション売買の実践」「カプランのオプション売買戦略」と併せて読めば相乗効果は非常に高いのではないでしょうか。
オプションをこれから学ぼうという方や、経験者だが知識を再整理しようという方には大変優れた本だと思います。<P>各章の分量も適度で、論点の流れもとてもスムーズです。<P>入門書を意識したためか、あまり掘り下げた説明はありません。<BR>実際に取引しようと思えば、さらに自分自身で研究する必要があるでしょう。<P>価格が高目ですが、出版されているオプション関係の書籍自体が少ないことを考えると、やむを得ないのかなとも思います。
目からウロコの落ちる内容です。「“売買のための分析”とは、相場の将来の動きを予測するためのものではありません。建て玉をするためのものなのです」。<P> この文章を読んだとき、頭をガツンを一撃されたような衝撃を受けました。言われてみれば「あっ、そうか」と思うのですが、それまで何のために「分析」していたのか目的があいまいでした。<P> 本書はオプションの実践売買の教科書です。理論ではなく、実践で使える手法を解説しています。オプションの本ですが、株式や先物を取引されている方にもいろいろと発見があると思いますので、是非お薦めしたい本です。