グリーンブラット投資法 - M&A、企業分割、倒産、リストラは宝の山 みんなこんな本を読んできた グリーンブラット投資法 - M&A、企業分割、倒産、リストラは宝の山
 
 
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グリーンブラット投資法 - M&A、企業分割、倒産、リストラは宝の山 ( ジョエル・グリーンブラット 奥脇 省三 )

本書では分割や倒産など、巨大資金が手を出したがらない分野にこそミスプライスがあり、注意深く検討することでこうした機会が捉えられることが豊富な実例とともに示されています。<BR>O'Shaughnessy やTurtles など、市場のミスプライスを利用する戦略はこれまでにも多数ありましたが、こうした機械的な戦略はその戦略が周知となってしまうとともにワークしなくなるという欠点も明らかになっています。グリーンブラット氏の戦略は機械的な点がないため、市場の効率性に飲み込まれることなく、今後もしばらく使えるように思いました。ただ、財務諸表のみならず、ワラントの発行条件などリストラに伴う諸事情を十分に勘案する必要があり、片手間にまねをするのはなかなか難しいように思いました。

翻訳に問題を感じるも、内容は素晴らしい。<BR>読むことを推薦。

いい本かと問われれば、「使い道の難しい本」といわざる得ない。<BR>なによりアメリカの商法や会計制度の元での投資方法であることがネックだ。<BR>しかし、特殊な状況下で法律・会計の専門知識を持つ人間が高いリターンが<BR>得られため、勉強しようというインセンティブにはなるだろう。<BR>私には非常に役立つ本であるが、一般投資家に役立つかどうかはその人の<P>知識次第としか言いようが無い。

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グリーンブラット投資法 - M&A、企業分割、倒産、リストラは宝の山&nbsp;&nbsp;&nbsp;本書は、10年間で年間利益率50%の実績を上げたアメリカの投資会社ゴサム・キャピタル社の創設者、ジョエル・グリーンブラットが書いた本である。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;著者は事業のかたわらフォーチュン500企業の会長に就任し、また、母校のコロンビア大学でも非常勤講師として金融論などを教えている人物である。本書では、理論のみならず、実際のケーススタディー(マリオットホテル、アメリカン・エクスプレス、HBJ、ウエルズ・ファーゴなど)を豊富に取り入れ、著者が実際に儲かる株をいかに発見し、どのように投資を実行していったのか、そのプロセスを開示している。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;著者は、投資の基本原則について「勝負する場所を選ぶこと」が成功へのカギの1つであると説く。「会社の純資産と利益から見て、割安な株式のみを買う」というベンジャミン・グレアムや、「計量的に安い株へ投資するだけでなく、ファンダメンタルズが良好な事業へ投資する」というウォーレン・バフェットにも通じる考え方である。著者はまた、投資利益が企業分割、合併、リストラ、新株発行、倒産、清算、資産売却、配当などに潜んでいるとも指摘している。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;著者は、本書の最後に「時は人生の通貨であり、カネは人生をエンジョイし、人生に意味を見出せる何かを追求する自由を与えてくれる」といった金銭哲学も披露している。プロの投資家のみならず資産運用を考えるすべての人にとって参考になる1冊である。(増渕正明)
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