著者は米国株式で活躍しているトレーダーであり、他のトップトレーダーたちの類書よりシンプルな手法を用いているが、シンプル=簡単に誰でもできるとはならないことに注意しなくてはならない。本書は日記型式となっており日々のトレードをチャート付で解説してあるが、その解説もまたシンプル?に徹しているため簡単そうに見えるが、部分によってはかなり省略されている(もちろんヒントは随所にある。後半エピローグ以降の部分でかなり補足してある)<BR>ただ、個人トレーダー、特に著者と同じデイトレードを個別株(日本株でも)で行っている実践派にとっては類書よりも非常に参考になると思われる。ある程度技量が上がって本書をながめると触発される個所が随所に見られる。<P>翻訳も良く出来ていると思!うし、用語集まで巻末に付属しているので、まったくの初心者でもある程度読み込めるだろう。
デイトレード初心者には大変おすすめです。<BR>購入判断がとてもわかりやすく、「このチャートで昨日の高値を超えたから買い」、「52週高値からこれだけ下げたので買い」などすぐに使える手法が多いです。<BR>ただ、アメリカのダイレクトアクセストレーディングの手法なので日本の取引とは若干違うかもしれません。<P>それより一番気になったのは、この人のトレーディングはなかなか過激だなという点です。<BR>例えば下落相場で、ここが底だろうから買いというので買って、連続して1000$くらいの損失を出したりで、もうちょっと待って反騰を見てから買えばいいのにというところもあります。<P>それでも月に30%以上の利益、その後も合わせれば50%位という結果を出しているので、この投資方法が良いのかもしれせんが。<BR>DMIや%Kなどのややこしいテクニカル分析を抜いたわかりやすい本を求めている方には大変おすすめです。
オズのトレード日誌を読むと単純な手法の繰り返しが行われている様子がとてもよくわかります。また、トレードをしているときの心理的葛藤に対する対処がベランダに出て気分を鎮めるなど、人間味があります。自分でもできそうだと思ってしまいそうですが、実際には一瞬のうちに判断を下すことが要求されるので彼と同じようにトレードをするのは難しいでしょう。デイトレードはある意味スポーツに似ているなと感じました。失敗談まで含めてあり、トレードの疑似体験ができる本です。