デビュー当時から新譜が出るたびスピッツを追いかけた、編集者のメンバーへのインタビューと、ライヴドキュメント記事と、カラー写真から成り立つ分厚い単行本。編集者のスピッツへの入れ込みようが伝わって楽しくなってしまいます。「渚は大事なんだ~」と理科の先生が言ったことを思い出し、「渚」ができたという草野さんへのインタビューも載る「RockingOnJapan」の記事は、読み応えがあります。
ここでも個人的な見解は抜きにして、この本を買おうかどうか迷っている方にちょっとした情報提供をさせてください。<P>まず、表紙のイメージ写真は真っ白ですが、手触りがフワフワしたカバーになってます。「インディゴ地平線」のCDの下に敷いてあるのと同じ手触りです。背丈は小さいけれどなかなか分厚いです。写真はほとんどが草野さん中心で、写真が掲載されているページをざっと数えたところ、76ページでした。(あってるかな?計算違いでもそれくらいのページ数です)アルバム「スピッツ」から「フェイクファー」までのエピソードや曲にこめる想いがぎっしり。他には、メンバーそれぞれのインタビュー、写真集、マサムネ白書、あとがき(草野さんによる)。プライベートなこと、幼少時代の暴露話など内容が充実していることは間違いありません。作詞作曲を手がけておられる草野さんの考え方を知って、人生や人間について改めて考えさせられました。そういう意味で、ファンの方でなくても、買ったときにムダな買い物をしたと思うことはないと思います。
スピッツの曲が大好きになって、当然のごとくどんな人たちがこの歌を歌っているんだろうかと気になりだします。そんなときに私は読みました。<BR>この本を読むとスピッツというバンドが本当に好きになります。<BR>メンバー4人のそれぞれの個性と信頼が表れています。<BR>特に作詩曲の草野さんの話はすごく魅力的です。<P>この本を読んでからでもきっと曲に興味がわくと思います。<BR>2万字インタビューはまさに必読!!!<BR>全く違う半生を生きた4人が創り出した世界を堪能してくださいませ。