河口慧海のチベット旅行記を読んだところ、チベットに行きたくなったので思わず買ってしまいました。この手のガイドブックは数あれど、最も質が良いと思います。あまり気にされない方も多いかもしれませんが、紙質も良いです。<P>実際に旅行したわけではないので、正確さまではチェックできませんが、情報量の多さとその見易さは抜群です。
私はこのガイドブックを使って実際にチベットを数ヶ月旅してきました。ガイドブックと言えば世界的に有名なLonleyPranetシリーズがあります。世界の他の国々に関するガイドブックの量と質ではLonleyPranetに勝てるガイドブックは存在しませんがチベットだけに関して言えばこの本は世界一でしょう。なにしろ他のガイドブックを持って旅をする欧米人がこの本に載っている地図などをコピーして欲しがるほどです。まだ外国人がほとんど行かないマニアックな土地の情報(中には特別な許可なしに入域してはいけないような場所も)やそこへのアクセスの仕方、危険情報などが非常に豊富です。実際にチベットへ行くつもりがない人でも読んでみただけで「よくこれだけのガイドブックを作れたものだ!」と感心することでしょう。