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| 日本領サイパン島の一万日
(
野村 進
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サイパン島に関する本と言えばこれまで戦争の悲惨さに関するものばかりであったが、この本は島の発展から喪失までを描き切った見事な傑作である。民間人の30年間の島の生活がよくわかる。よくここまで調べて書き上げたものだと思う。サイパンに関して自分が今まで求めていたピッタリの本である。400ページに及ぶ大作であるが2日間で読み切ってしまった。久し振りに面白い本に出くわしった。<BR> それにしてもあそこまで発展していた島を失ったのはかえすがえすも残念である。
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