この本を最初に手にした時、「モモ」というのが主人公の名前ではなくて、「桃」の事かなと思って読み始めました。するとモモと、時間泥棒との言い争いなどの戦いの内容が面白くて体ごとどんどん本に吸い込まれるような気がしました。テレビゲ-ムよりもこの本に熱がはいりました。これは、ぼくがぜひお勧めしたい本です。
ミヒャエルエンデの本は何冊か読みましたが,やはりどの本にも流れる独特の雰囲気があります. このモモという本は小学生の時に初めて読んだんですが,ちょうど同じ頃に見た映画版とともに,とても印象に残りました. あれから何年か経って,今度は英語で読んでみたんですが,また違った印象を受けました. やはり,このような深い本は,子供の時に読み,また大人になってから読み返すと良いのではないでしょうか.
最初にこの本と出会ったのは、小学三年生のとき。以来約10年間、読むたびごとに新しい感動をもらっています。例えば、9歳、15歳、20歳では、感じるところがまったく異なっていました。子供の頃はドキドキする展開に心躍らせるだけでしたが、思春期には時間をないがしろにする大人に憤りを覚え、当の大人になると、作品にこめられた大人への警告を痛いほどに感じるようになり、年齢によってこんなに感じ方が違うことにびっくりしました。<BR>子供から大人になり、警告を発する側から発せられる側になったわけですが、この本を読んで得た感動を忘れずに、時間を大切にしていきたいです。<P> まだこの本を読んでいない貴方!年齢は問いません。今すぐ読みましょう。 私たちの生活に潜む忌まわしい時間泥棒から身を守るには、この「モモ」を読むしかないのですから!