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| ホビットの冒険〈上〉
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J.R.R. トールキン
J.R.R. Tolkien
瀬田 貞二
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J.R.R.トールキンのファンタジーの金字塔と呼ばれる『指輪物語』の「指輪」が発見されたことが明らかにされる物語です。瀬田貞二氏の素晴らしい訳を岩波書店が緻密な見直しをし、数回に渡る改定を行った読みやすい物語になっています。もちろん何回読んでも楽しめますが、物語の順序に従い、まずは『指輪物語』の前に『ホビットの冒険』読む方がお勧めです。<P> ちょっと挿絵が小さいですが出先で読むにはこの少年文庫版がいいです。 指輪物語のプレストーリーがおとぎ話として楽しく描かれています。指輪物語より先に読んでも、後から読んでも、どちらでも良いですね。<BR>普通に楽しめるだけでなく、ドワーフが白雪姫の小人と同じ種族である等、ちょっとしたムダ知識が豊富に詰まっています。下巻とともにおすすめです。 「指輪物語」を先に呼んでいたので、本当は前の登場してくる人々に再開できたような懐かしい気持ちになりました。子供向けの本ながら、しっかりと読み応えがあるのは、作者の完成された世界観があるためだと思います。「指輪物語」より読みやすく、あの世界が満喫できます。
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