「子供向けの小説なんて読む暇ないよ!」<BR>と思っている人にこそ、是非読んで欲しいです。<P>内容は一応小学生高学年が対象。<BR>文章(訳)も平易で読みやすく、ストーリーも明快で分かりやすい。<BR>そんな難なく読める本なのですが、非常に奥が深いです。<BR>まるで小説の中に出てくる大人が自分のことを言っているように感じられますし、時間という話のテーマも非常にずしりと重く感じられます。<BR>現代の本質を突いている名作と言えるでしょう。<P>毎日を多忙に生きる大人にこそ、是非お勧めします。
この本は不器用に大切なことを伝えようとしてます。<BR>あなたは自分の意志で自由に生きていて、<BR>好きなように生きてると思ってると思うのだろう、<BR>だったら君に質問する。<BR>あなたはこの世界で一番大きい木の深い根ぐらいの信念があって<BR>自分の判断を信じてますか?
この本が長い間文庫にならなかったのは出版界、あるいは日本の余裕のようなものであったと思います。それが今現実に文庫になってしまい少しさびしい思いがします。<BR>でも間違いなく読む価値のある本ではありますので、まだご覧になったことのない方にはお勧めです。