北欧神話を初めて読む人におすすめ。<BR>コラムが個々の神話をうまくつなげて、並べているので、ストーリーを追いやすい。<BR>素朴で美しい北欧の神々の魅力満載。<BR>神話のダイナミックな面白さをうまく編集してある。
北欧神話を、Eddaをもとに易しく書いた本です。<BR>主神オージンをはじめ、力持ちのトール、悪い悪戯をするローキ、リンゴを摘<BR>むイズーナ等々個性豊かな神々を描きます。巨人や小人も出てくるので、いま<BR>流行りのファンタジー物語のような感じで楽しめます。<BR>読んでいると、トールキンが影響を受けたというのもよくわかります。また、<P>予見された終末、さいごの戦いで相討ちになっていくさまなどは、さながら<BR>『ニーベルンゲンの歌』のよう。<BR>人間味(?)のある個性的な神と巨人たちの物語が楽しめます。
アイスランドのEddaを基にした、いわばリトールド版の北欧神話。ゲルマン<BR>民族の神話である。<BR>最高神オージンをはじめ、力の強いトール、悪い悪戯をするローキ、若さを与<BR>えるリンゴを摘むイズーナ、等など多くの神々が登場するので、ちょっとやや<BR>こしいが、子供向けの再話なのでとても読みやすく、神話とはいっても、神々<P>がそれぞれ強い個性を持ち、小人や巨人が登場するなど、ファンタジーのよう<BR>にして読める。面白い物語といった感じだ。トールキンに影響を与えているこ<BR>ともよくわかる。(『シルマリルの物語』を彷彿とさせる)<BR>やがてローキの悪意により神々と巨人の最終戦争の様なものが起こって相打ち<BR>になっていくさまは、さながら『ニーベルンゲンの歌』のよう。