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| 新訂 福翁自伝
(
福沢 諭吉
富田 正文
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明治時代の本ですが口述したものなので、福沢のもう一つの代表作「学問のすすめ」よりよほど読みやすいです。彼の前向きで、自由で、好奇心旺盛な姿勢は多くの人にとって大変参考になるでしょう。読み物としても楽しめ、歴史書として学ぶことも、偉人伝として読むこともできる非常にお買い得な一冊です。 ~面白いという噂を聞いて購入し、冒頭の中津奥平藩の下級士族の家に生まれた幼少時の部分をぱらぱらと読んで、それほどでもないやと思いしばらく放ってありました。しかし長崎遊学、大阪の緒方洪庵のもとでの修行の節まで読み進めて本を置く事ができなくなりました。何かしら教訓を得ようという読み方もできるし、次々に出てくる面白いエピーソードを単純に楽~~しむ事もできます。簡単な歴史年表を脇に置いて時代背景を頭に入れながら読むとさらに興味深いです。~ あの時代にこんなに大胆に生きた人が居たのか、というのが正直な驚き。<BR>そしてだから学問のすゝめなんかが書けたのだということが良くわかる。<BR>福沢、その人を知るにはこの書。
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