読書を能力の一つ、つまり鍛えられるものとする考えは面白いし、サンセーです。<BR>でも買わなきゃいけないわけ?図書館でもいいじゃない。自己投資?<BR>本棚に本並べて満足することも「読書力」って言われることにはちょっと閉口だなあ。
昨今の、若者の読書離れは、相当なものであると当方も聞き知っている。著者は教育者らしく、その現状を嘆いてこの本を書いたと思うのだが、この本を読むような方は、既に読書をしてきている人ではないだろうかと、つまらぬ考えが、浮かばなくはないが(私は、読書不足です。)、確かに著者の意見は正論である。言葉を知らない人は、自然、思考力がなくなるそうである。読書するのは大事なことだが、結局、何を読み、どう思うかが、大事なことだということでしょう。限られた人生、読むべき本は、多いが、何を読むかの指針を、提供してあるので、参考にしてみては、いかがでしょうか。
本当に読みやすい本です。わかりやすいです。<P> 私が読書を良くするようになったのはここ数年の事です。年間百数十冊ぐらい読んでますので、一応斎藤氏の基準は超えているのかなとも思いますが、それで自分が変わったという実感はないですね・・・。読み方が悪いのか、読んでいる本が偏っているからなのか。自分を見ている自分が変化しているのだから、わからなくても当然という気もしますが・・。<P> しゃべることは昔から嫌いではなかったけれど(むしろ五月蝿いくらいよくしゃべりますが)、読書をして多少話題が増えたかな・・・。でも、周りはほとんど読書していない人ばかりなので、自分が関心を持っている話題や、考え方を理解してもらえないのではないかと逆にいつも気をつかってしまう(T-T)<P>この本に書かれていることが本当に役に立つことを実感できるのは、周りの人々が同じように読書をこなしているときでしょうね、きっと。<BR> でも、やっぱり私は本が好きだし、「読書力」という明確な形を示してもらえたことはよかったかな。