社会起業家に寄せる熱い思いが伝わってくる良書であり、どなたにもお勧めします。諸外国(主に米国)と日本の事例が載っており、とても真似の出来ないようなものから、身近なものまでよく網羅されていると思います。事例ばかりでなく、こういった潮流の行く末もきちんと説明なさっており、「社会変革のうねりはこういうところから」ということを予感させてくれます。次回のフォローアップ編を期待したいところです。
「社会起業家」のなりたちや、最近よばれる「NPOと企業のパートナーシップ」となるまでの歴史について知ることができました。<P>アメリカや日本の「社会起業家」のインタビューや最近話題の「CSR」、「SRI」についても触れているので、<P>「ビジネスを通じて、環境や社会に良いことをしたい!」と思う方への参考となる本だと思います。
まず、「結びにかえて」の部分を読まれることをお勧めします。<P>あなたと変わりない、ごく普通の社会人も、このような活動を始めている、という事実に気づいた方が、本書を読む効果が高まるからです。<P>内容は、外国や日本の事例を引きつつ、NPOのような企業や、企業のようなNPOの活動を紹介しています。<BR>全体の状況を概観するには、このような本が必要でしょう。<BR>(意外とこの手の本が、あまり日本語で出版されていません。)<P>社会起業に向けてモチベーションを高めたい、という方は、田坂広志氏の「これから働き方はどう変わるのか」を先に読まれることをおすすめします。