闘病記ってみんな同じに見える。
わずか8才の子が死を厳粛に受け止め,最後は受け入れる。<BR>自らが逝った後の母を心配する。ママが心配で死ねないという。<BR>全身の激痛に苦しみながらの1年以上の闘病生活。<P>よく頑張ったねしげくん。短く辛い一生だったけど,ママがたくさんの思い出の詰まったすばらしい本を残してくれた。それを読んだ人たちはみんな感動している。君はすばらしいものを残したんだよ。<P>君の望みどおり,生まれ変わってまた必ずママに会えるよ。<P>著者であるしげママは現在NPOを設立しチャイルドホスピスの設置に向け尽力しておられるとのこと。この本の印税の一部はそれに充てられるようです。<P>「しげくんネット」というサイトで生前のしげくんの写真が見られます。
癌の全身転移。想像を絶する痛みだと聞きます。そんな痛みに耐えながらも人への気遣いを忘れない8歳の男の子。<BR>「ぼく、死にたくない。ママのことが心配で死にたくないんだ」と言う言葉に涙が溢れました。自分がいなくなったらママがどうなってしまうのか、1人で生きていけるのか心配でたまらなかったのでしょう。親子の絆の深さを感じました。<BR>病名の告知、余命の宣告。大人でもうろたえてしまうのにこの子は本当によく頑張りました。<BR>きっと今頃お月様に一番近い星になってママのことを見守ってくれていることでしょう。