この本は、長年にわたって、あらゆる年齢むけの児童図書500冊を編集したという女性編集者によって書かれている。たくさんの児童図書に精通しておられるので、絵本作家が書いたハウツーものとは一味違うように感じた。文章中にたくさんの絵本の題名、たくさんの作家の名前がでてくるのも編集者ならではだと思う。レオ・レオーニ、ドクター・スース、ルイス・キャロル他たくさんの作家を並べ、彼らの作品からどんな工夫が学べるかが書かれている。<BR>ただ最後には、ルールを破れという章があり、今まで書いてきた内容を全てうのみにしないようにとしている。それだけ絵本というものは、多様で奥深いもののようだ。それをよくこれだけまとめたものだと感動さえした。
絵本を書こう!と思ってもまずは基本を知らないと何も<BR>進まない。この本はそんな人のために絵本を作るという、<BR>基本的な考え方から実際の制作の過程までを<BR>詳しく説明されているありがたい本。<P>まずは第一歩。絵本の創作をしたいと思ってる方には<BR>一読の価値ありです。
「絵本とはなにか」に始まり、自分にはどんな絵本が書けるのかという適性テスト、<BR>絵本を出版するときの実務上の問題まで、とても楽しく読める本です。<BR>巻末には、参考絵本のリストもついています。<BR>たいへん中身の濃い本だと思います。