臨床心理士を目指す人は読んでおいて大正解な本である。著者は一個人としての立場から臨床心理士、それに関わることについて詳しく述べており、他の臨床心理士の導入本に比べ内容が実に“リアル”である。あえてこの本を批判をするなら、挿絵や図解などが少ないので真剣に読まなければ理解が進みにくいという点だろう。しかし本当に臨床心理士を目指す人にとってはそのようなことは問題にすべきではなく、文字で伝わる著者の熱い想いをストレートに受け止めるべきだ。この本はそれくらい読む価値がある。
私は,今まで全く臨床心理士についての知識がありませんでしたが,人の内面をケアする臨床心理士に漠然とした興味があり,この本を読ませていただきました。<BR> 臨床心理士とはどういう職業で,どのような場で活躍しているのかを簡潔でわかりやすく記載されている。今まで抱いていた臨床心理士のイメージがより具体的になりました。また,臨床心理士になるための方法やカリキュラムなども記載されており,臨床心理士をめざそうと考えている学生などには簡潔で低価格な導入本として良質な一冊であると感じた。ただ,臨床心理士になるつもりはないが,臨床心理士の仕事を具体的に知りたいという方には,多少内容が物足りないものに感じられるかも。<BR> 今般,臨床心理士と医療心理師が国家資格となる見通しで,注目を集めている職種である。この職種を目指す人に役立つ本だと思います。
私がこの本を手に取ったのは、大学時代からの夢であったカウンセラーへの道をどう進んでゆけばいいのかわかなかったからです。大学をでてから10年以上たってしまい基礎的なことはほとんど忘れてしまった私ですが、この本を読んでやっぱりカウンセラーになりたいとの思いが固まりました。大学院入試。その後も一生勉強の日々になると思いますが、取り合えず、自分のペースでがんばってみようと思います。