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あしたもともだち ( 内田 麟太郎 降矢 なな )

内田氏の非凡なる才能がわかる作品でした。<BR>こまごまと感想を書くより「その一言に尽きる」と確信します。

怪我をしたクマくんの看病のために、大好きな友達キツネくんと遊ぶのを<BR>やめてしまうオオカミさん。<BR>いつもからかってるクマくんのために何かをするのを知られたくなくって<BR>わざとぶっきらぼうにしてしまうなんて、そんな照れ屋なオオカミさんは<BR>あなたの周りの誰かさんに似てるかもしれません。<P>ちょっとぶきっちょだけど本当にいいヤツなオオカミさんと、<BR>寂しがり屋のキツネくん。<BR>ともだちと仲良くするって、こんなに楽しいことなんだよなあ。と<BR>改めて確認できるようなおはなしです。<BR>挿絵の色使いやタッチも暖かくて優しくて、とても素敵です。<P>このシリーズの「ともだちくるかな」という本も、オオカミさんの<P>お茶目なところが見れて、おすすめです。

絵のセンスの良さと、おおかみさんときつねの気持ちがかわいくっていじらしくって本屋さんで即買いしました!絵本を子供だけのものにしておくのはもったいないです。昔のこんな気持ちを思い出して大人にもぜひ読んで欲しい作品です。

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あしたもともだち&nbsp;&nbsp;&nbsp;絵本にっぽん賞を受賞した『さかさまライオン』や小学館児童出版文化賞を受賞した『うそつきのつき』などで知られる内田麟太郎の『ともだちや』シリーズ第3弾。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;友だち同士のキツネとオオカミ。「イタチがやきもちをやき、したうちをするくらい、なかよくあそんでいた」2匹なのに、近ごろのオオカミはキツネをさけているみたい。「ぼくのほかにも いいともだちができたの?」 <br>オオカミの後をこっそりつけたキツネがみたのは、怪我をしたクマの看病をするオオカミの姿だった。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;本当はとても優しいのに、「お、おれは、やさしいことをしないオオカミだぞ」という思い込みからキツネに内緒でクマの看病をするオオカミの姿がなんともいじらしい。そして、そんなオオカミの気持ちを分かってしまうキツネとの友情は本物だ。自らを「絵詞作家」と称する作者のユーモアに充ちた文章と、動物たちの生き生きとした表情が楽しい本書は、子どもだけでなく大人にも「こんな友だちがほしいな」と思わせる1冊である。(小山由絵)
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