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おおきなきがほしい ( 佐藤 さとる 村上 勉 )

タイトルどうり、おおきな木がでてくるお話。<BR>私も5歳のおにいちゃんと夢中になりました。<BR>主人公の男の子が創造の中で木に自分の小屋を作り、<BR>そこには、台所、テーブルがあって、そしてホットケーキを焼く。<BR>そして、日本特有の四季も描かれています。<BR>四季折々の小屋の様子がとっても好きです。<BR>森の動物、虫、鳥。いろんなお友達が遊びにきます。<BR>私が特に好きなページは冬。仲良し兄妹が、<BR>ストーブの前で、りすとお話しています。外は雪景色なのに<BR>とっても暖かさを感じるこのページ。息子たちを見ているようです。<P>きっと、誰もが子どもの頃。描いていた夢。<BR>忘れかけていた自分だけの自分の為に作ったお話を<BR>思い出させてくれる絵本でした。

「大きな木がほしい!」というかおるくんの夢はすごいです。<BR>これくらいの大きさで、はしごをつけて小屋を立てて、見晴台も!<BR>あの、となりのトトロの1シーン、木の実から芽吹いた木が<BR>ぐんぐん大きくなっていくような、大きなイメージです。<BR>ホットケーキを作れるかおるくんは素敵ですね。<BR>四季それぞれに、かおるくんの創造は膨らみます。<BR>そんなかおるくんをしっかり受け止めてくれたお父さんはもっとすごいです!<BR>この絵本はパパに読んでもらうのがおすすめかもしれません。<BR>いえいえ、子どもだけでなく大人もはまりますよ、このおはなし。

自分だけの「お城」は子供だけじゃなく、大人も欲しいところ。<BR>この絵本を読んだ後、自分だったら・・・と思い描く人は多いのでは?<BR>男の子だから泣かない、というくだりに、少々違和感を覚えましたが、<BR>見返しの絵、そして表裏の表紙が一枚の大きな絵になっているところまで、じっくり楽しみたい絵本です。

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