ある晩突然やってきたよるくまちゃん。大好きなおかあさんがいなくなって「ぼく」と一緒に探しに行くのが公園だったりベットの下だったり、メルヘンと小さな子供の現実が重なってうちの息子は毎晩寝る前に欠かせない1冊になりました。
迷子になってしまった小さなかわいい「よるくま」が、ある日男の子の家にやって来ます。男の子は一緒によるくまのママを探しに出かけます。よるくまとのわくわくドキドキの冒険を子供は自分のことのように楽しんでいるようです。子どもに夜眠る前に読み聞かせてあげると、物語に中のママに会えた嬉しさ、明日の朝おもちゃや自転車を買いに行く楽しい気持ちのまま眠れるようで、いい顔で眠っています。
絵本の中に文字のないページが出てきます。そこが1番好きです。子供も一言一言覚えてしまって、「買い物かな?よるくまの好きなはちみつを買いに」と読むと「ちがうよ。おさかなつってお仕事してたの」と答えてくれます。お母さんに会えるページでは「あっ!いたねぇ」と絵本につぶやいています。決まって最後には「おやすみくまちゃん、男の子」と絵本に向かって話し掛けています。寝る前に読む絵本としてぴったりだと思います。とても可愛くて暖かい気持ちになれる絵本です。