いまでは、耳慣れた「ホリスティック」という考え方ですが、<BR>この言葉を広く知らしめた立役者の一人が著者です。<BR>この著者アンドルー・ワイル氏日本語訳上野圭一氏コンビの<BR>本はほとんど読みましたが、この本がやはり原点のような<BR>気がします。<P>ボディ・マインド・スピリッツの3要素が、見事に調和して<BR>こそ『真の健康』である、という考えに深く共感しています。<BR>医療にかかわる方・ボディワークをしている方の必読書。
人には自ら治る力がそなわっている。その治癒力を活性化させることで病気が治ると説く有名な医学博士アンドルー・ワイルの世界的ベストセラー「癒す心、治る力」を読んだ。<P>彼はまず呼吸法から説き、飲み水や食べ物の重要性を説く。中国の医食同源と同じ考え方である。(彼は「ワイル博士の医食同源」という本も書いている)<P>このように基本的な考え方は日本人にも馴染み易いと思うが、具体的な食事のメニューはやはりアメリカ人。これってどんな食事というものが多い。<P>これを読んで実践すればクローン病が治るとは思わないが、悪化させないための知識には成ると思う。
この本のいいところは、代替医療を100%いいものだ、とは言っていないところ。この手の本は、○○をすればこれにきく、といったような根拠に乏しい記述が多いのだが、著者の言っていることは、選択肢を正しく持とうということだ。<P> 西洋医学を100%否定しているわけではない。例えばひどい外傷(交通事故とか)の患者さんが、鍼治療をしてもらっても効果はないでしょ?一刻を争う命に関わる症状については西洋医学を、ある程度症状がおさまってからは、自己治癒力を高めるような代替医療を、ということでしょうか。<P> 私自身も、なるべく小さな娘に大量の薬を飲ませたくないし、副作用の強い治療を受けさせたくはないのです。だから、普段から「病気にならない身体づくり」を目指しています。<BR> そういったことに興味をお持ちの方にはぜひお勧めの本だと思います。<P> ただ薬を飲んで症状を押さえ付けるのではなく、体自身がよくなろうとをするチカラを引き出すことができれば、病気になりにくく、またなったときにも治りやすいのではないかと思います。<P> アレルギー疾患などは、ただ薬を塗ったり飲んだりするだけではだめ。こころの問題も大事であると説いています。とても説得力のある言葉です。<P> どこか具合が悪いと感じたら、まずは自分の食生活を中心としたライフスタイルを見直し、こころの声に耳を傾けてみたらいいと思います。